院長プロフィール

院長:池本 健児

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最終学歴

平成8年3月 筑波大学理療科教員養成施設卒業

職歴

平成8年 京都府立盲学校赴任
平成25年 京都府立盲学校退職
平成26年 千一治療院開業
並行して 1年8ヶ月 整形外科にてマッサージ師として勤務
またNPO法人に所属し、平成26年よりSKYPEを通じてのあん摩、マッサージ、指圧師、はり師、きゅう師国家試験対策の講座を定期的に開講中。

盲学校においては、情報教育やIT環境の整備にも努め、現在では、視覚障害者のパソコンやiPhoneの使用技術の普及活動も行っている。
人の身体を情報ネットワークの側面からも観察することにより、東西両医学の視点を融合させたカウンセリングと施術を実践している。

取得資格

  • あん摩マッサージ指圧師免許
  • 鍼師免許
  • きゆう師免許
  • 特別支援学校自立教科教諭免許一種(理療)

院長挨拶

当院の院長であります池本健児と申します。

これまで、はりきゅう、あんま・マッサージ・指圧の教育に携わってまいりました。
その18年の経験を踏まえた、はり、きゅう、あんま、マッサージ、指圧で、地域の皆様の健康にお役に立ちたいと思い、開業しました。

それは江戸時代から行われていた治療を一部取り入れ、これまでの技術を、新たに脳科学や西洋医学の視点から見直し、日本やタイワンで行われている遠隔治療、経絡、経穴、ヨガなどの理論を取り入れそれらを全体として組み合わせたはり、きゅう、マッサージです。
上記の体系を丁寧に組み合わせると心と体を連続したつながりのある存在として、とらえることができます。
そして精神から身体のあらゆる段階で、あなたの自然治癒力を阻害している原因に迫ります。

人体はそれ自体が大きなネットワークです。その仕組はあたかもインターネットのようです。
インターネットは4種類の階層(細かくは7種類の階層を持つOSIモデルという)を持つ通信の取り決めによってルールが定められており、これが全世界に普及したため世界を繋ぐネットワークとなりました。
下の階層は通信機器の形状や端子の電圧などの物理的なものの取り決めとなっており、上の階層ほどソフトウエアに近づきます。
smtp、pop、httpなどはメールやWEBでおなじみとおもいますが、これもアプリケーション層と呼ばれる上位階層の取り決めの名前です。

古典的な理論と西洋医学を組み合わせていくと、人体も4つの階層として考えるとわかりやすく問題を整理できます。

それは

  • 1 形態や構造、細胞や臓器の代謝に起因する問題
  • 2 神経、血管やホルモン等の情報伝達経路に起因する問題
  • 3 情報を統合する自立機能の不調和による問題
  • 4 感情や記憶、感覚など精神機能の不調和による問題

当院で、主にこれまで取り組んだものには、次のようなものがあります。

1 整形外科疾患とその症状
肩関節周囲炎(五十肩)、腱鞘炎(主としてヂュケルバン病)、ばね指、脊柱のアライメントの調整、腰痛、変形性膝関節症
2 内蔵疾患やそれに関わる症状
軽度の気管支炎、便秘
3 中枢神経系の疾患
脳性麻痺による運動失調の調整
4 膠原病とその症状
関節リウマチによる全身のしびれ
5 精神的なストレスの緩和
怒り、不安、省相関(あせり)、悲しみ、恐怖など

ところで、はり、きゅう、マッサージというと、肩こり、腰痛、膝の痛みを治療するものというイメージを持つ方が多いと思います。

心身相関という観点からもこの3つの症状は重要です。
この3つの症状については、その局所のみを施術しても改善は難しいことが多いのです。
日頃の姿勢、過去のけが、内臓疾患、精神的ストレスなど複数の原因が相互に関わり合うことがほとんどです。
このように複雑に絡まった複数の原因を上記の4つの階層にそって整理し施術やカウンセリングを行うことにより、症状の改善を目指します。
そして施術をしなくても患者自身で予防が可能になることが最終的なゴールです。

私は、鍼灸マッサージ師は探偵のように疾病や症状の原因を探求し、職人のようにその症状の軽減に努め、庭師のように一人ひとりの生活に合った体の状態をデザインする存在だと考えております。